伊能 忠敬(1745~1818年、測地学、日本)
初めて実測による日本の全地図を作ったのは、江戸時代末期に現在の千葉県九十九里町に生まれた伊能忠敬(いのう・ただたか)だった。
当時の実測の方法は磁石で方位を確かめながら、「間(けん)縄」や「間ざお」といった物差しを使ったり、あるいは、つねに一定の歩幅で歩いたりして距離を測って行くもので、大変な地道な苦労の作業だったらしい。
商家に婿入りし村の名主なども務めた伊能は50歳で隠居し、江戸に出て測量技術を学んだ。55歳の時に蝦夷(えぞ、北海道)の実地測量を行い、それを皮切りに、全国各地の実測を始めた。そして71歳でリタイアするまで、計10次にわたる各地での測量に関わった。
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