ハットン, ジェームズ(1726~1797年、地質学・医学・化学、英国)
いくら優れた研究でも、論文が難しすぎると、少しも周囲には理解されない。「近代地質学の父」と称される英国のジェームズ・ハットンの場合もそうだった。せっかく立派な業績を上げながら、論文の書き方が下手だったため、初めは周囲にほとんど評価されなかったのだ。
スコットランド・エディンバラの商人の子に生まれたハットンは、子どものころから、周辺の山や川、海岸などが「どうしてできたのだろう」と、興味と疑問をもっていた。
ハットンは早くも10歳で地元の高等学校に入りラテン語やギリシア語、数学を学んだ。14歳でエディンバラ大学に入学して3年間法律を学んだ後、さらにパリ大学やオランダのライデン大学で医学や化学を学んだ。23歳で医学の学位を得た。
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