コペルニクス, ニコラウス(1473~1543年、天文学、ポーランド)
私たちの地球や火星、木星などの惑星は太陽を中心に公転している。今でこそ世の中の常識だが、17世紀までの西洋では「地球こそが宇宙の中心であって、天にある太陽や他の星などが地球の周囲を動いている」といった「地球中心説」(天動説)が常識だった。
これに対し「地球が太陽を回り、動いている」と、常識が180度転回するほどの「太陽中心説」(地動説)を提唱したのが、ポーランドの司祭で医者、天文学者のニコラウス・コペルニクスだった。
※ちなみに「天動説」「地動説」の言い方は西洋にはない。日本人がコペルニクスを国内に紹介する際に用いたもので、西洋ではそれぞれ「地球中心説」「太陽中心説」と呼ばれている。
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