コッホ, ロベルト(1843~1910年、医師、細菌学、ドイツ)
感染症の「結核」は紀元前1000年ころのミイラからも病気の痕跡が発見されるほど、人類との付き合いは古い。
日本では明治初期まで肺結核を「労咳(ろうがい)」と呼び、1950年代までは結核が死亡原因の第1位だった。今でこそ(2018年厚労省統計では)死因の順位は第30位だが、1年間に約1万5600人の患者が発生し、うち2200人が死亡した。また世界保健機関(WHO)によると、世界では毎年約1000万人が結核にかかり、約140万人が死亡しているという。
その結核菌を世界最初に発見し、1882年3月24日のベルリン生理学会・月例会議で発表したのが地元の細菌学者ロベルト・コッホだった。
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