ド・フリース 、ユーゴー・マリー(1848~1935年、植物学、遺伝学、オランダ)
生物はどうやって進化してきたのか? 1859年に進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンは「自然環境に適したものが生き残り、不適切なものは淘汰される」といった「自然選択(淘汰)説」を主張した。
この説は例えば、野ウサギの群の中に1匹だけ足の速いウサギがいる。そのウサギは敵からうまく逃げられ、長生きできるので、他の足の遅いウサギより子孫をたくさん残すことができる。長年のこうした「自然の選択」によって、野ウサギたちは足の速いウサギ群に進化する──というものだ。
ところが「なぜ足の速いウサギが生まれるのか」は説明できない。この問題に取り組み「突然変異説」を発表したのがオランダの植物学者ユーゴー・マリー・ド・フリースだ。発見のきっかけがオオマツヨイグサ(大宵待草)だった。
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