化学

弁護士から化学者に 重要な法則発見も論文が難解すぎた!?

アボガドロ, アメデオ(1776~1856年、化学、イタリア)

 ノーベル賞は必ず、生存している人に贈られる。ところが遺伝研究のメンデルのように、死んでから偉大な業績が認められた人も少なくない。化学の分野では、イタリアのアメデオ・アボガドロがその一人だ。

 代々が弁護士の家系に生まれたアボガドロは、大学で法律と哲学を専攻し、20歳で弁護士になった。ところが、間もなく物理学と数学に興味をもち、自分で研究を始めた。

 そして27歳(1803年)のときに電気工学に関する論文を書き、1809年にベルッチェッリ王立大学の物理学教授になった。そこで1811年にフランスの論文誌に仮説として発表したのが、後に認められて「アボガドロの法則」と呼ばれる大発見だ。

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