キュリー, マリ(1867~1934年、物理・化学 ポーランド)、キュリー、ピエール(1859~1906年、物理・化学 フランス)
フランスで1992年に、新しい500フラン(約1万円)紙幣が登場した。描かれているのがラジウムなどの放射能の研究でノーベル賞を受賞したキュリー夫妻(マリとピエール)だ。
実は、2人を紙幣にという構想は、その20年前にも検討されたが、マリがポーランド人であることから、当時のフランス大統領が反対したのだという。
マリは、数学と物理学の元大学教授の父と元女学校長の母の間に、3人の姉、1人の兄に続く5番目の子として生まれた。子供のころから抜群の記憶力で、勉強もよくできた。ところが帝政ロシアのポーランド支配によって、マリが6歳の時に父が失職し住居も失った。9歳の時には一家がチフスにかかり長姉が死に、2年後には母が結核で死んだ。
****
スポンサーリンク
にほんブログ村