プランク, マックス(1858~1947年、物理学、ドイツ)
「白い色」は赤(セキ、あか)・橙(トウ、だいだい)・黄(オウ、き)・緑(リョク、みどり)・青(セイ・あお)・藍(ラン、あい)・紫(シ、むらさき)の7色すべての光を反射するから白く見える。「黒い色」は7色すべての光を吸収するから黒く見える。冬に黒っぽい衣服を着るのは、すべての光(=熱)を吸収するので暖かいからだ。反対に、暑い夏は白色が最適なのは、すべての光を反射して熱を吸収しないからだ。
「さて問題は……」と、ドイツの物理学者で、1892年にベルリン大学の正教授となったマックス・プランクは悩んでいた。
黒い物体を熱して温度を上げていくと、その黒体に吸収されていたさまざまな波長(=色)の光が放射されてくる。鉄製のストーブをどんどん熱していったときのように、鉄の色は赤色から青、紫色へと変化し、よりエネルギーの高い光が放射されるようになる。
「波長とエネルギーはどんな関係なのか?」
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