化学

ヘビの夢見て発見 炭素原子の「カメの甲」構造

ケクレ, フリードリヒ・アウグスト(1829~1896年、化学、ドイツ)

 「夢を見よう。そうすれば、真理が見つかる」。──何のこと? どこかのCM? と思うかもしれない。が、そう語ったのはドイツの有機化学者フリードリヒ・アウグスト・ケクレだ。彼は夢を見て、重大な発見をした。

 炭素原子は他の原子と結び付くために〝4本の手"をもっている。このことをケクレは突き止めていた。そして、よりいっそう彼の頭を悩ませていたのは「もっと多数の炭素原子からなる化合物では、どのように炭素原子は結合しているのか」ということだった。

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