天文学

‟宇宙の膨張”発見 銀河スペクトルの「赤方偏移」観測で

ハッブル,エドウィン・パウエル(1889~1953年、天文学、米国)

 1990年4月にスペースシャトルで打ち上げられ、地上約600㎞の軌道を周回しながら、30年余りにわたり宇宙のさまざまな姿を撮影し続ける「ハッブル宇宙望遠鏡」。長さ13.1mの筒型本体に口径2.4m反射望遠鏡を収めるこの観測機器の名前は、米国の天文学者エドウィン・ハッブルにちなんだものだ。

 ハッブルは、米ミズーリ州の保険会社役員の家に生まれた。小さい頃からスポーツが得意で、高校時代にはハンマー投げや棒高跳び、走り高跳びなどのフィールド競技で活躍した。シカゴ大学ではボクシング部で体を鍛え、勉学では数学と天文学を学んだ。卒業後は、英国オックスフォード大学の奨学生となり法学の修士号を取得した。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
関連記事