ディーゼル, ルドルフ(1858~1913年、機械工学、ドイツ)
自動車や鉄道の機関車、船舶、戦車などに広く使われている強力で、熱効率の高い「ディーゼル・エンジン」を発明したのは、ドイツの技術者ルドルフ・ディーゼルだ。
このエンジンは、ピストンによってシリンダ内の空気を圧縮した時の発熱で、シリンダ内に噴射した液体燃料が自ら発火する「圧縮着火方式」の燃焼機関だ。
これによって生じた急激な燃焼ガスの膨張で、ピストンを強く押し出し、動力を得る。そのガス膨張(爆発)の圧力が高い(従って爆発音も大きい)ので、それだけ頑丈にエンジンを作らなければならず、エンジン本体も重くなるが、燃料としてガソリンよりも引火がしにくく安価な軽油や灯油、重油のほかに、サラダ油やピーナッツ油などといった幅広い油種が使えることも利点だ。
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