ワット, ジェームズ(1736~1819年、機械工学、英国)
日本初の連続テレビアニメのヒーロー「鉄腕アトム」は10万馬力だった。小型のロボットながら「馬10万頭分の力」で大きな敵をやっつける姿に、多くの子供も大人も喜んだ。
この「馬力」を力の単位として初めて定義したのは、英スコットランド出身の技術者、ジェームズ・ワットだった。
ワットは実用的な蒸気機関を開発し、それが後に各種工場の動力源となり、世界の産業を変える大きなきっかけとなった。その蒸気機関の力を表すのに用いたのが「馬力」だ。当時は運搬や力仕事の労力としてよく馬が使われていたから、比較しやすかったのだ。
小さなころから手先が器用だったワットは18歳の時にロンドンに出て、計測機器の製造技術を、通常4年かかるところを1年で習得した。
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