物理学

当時最強の「KS磁石鋼」発明 日本の金属工学をけん引

本多 光太郎(1870~1954年、物理学、日本)

 連日の実験に取り組んでいた弟子が、先生にたずねた。

「実験に疲れた時はどうしたらいいのでしょう?」

「本を読むといい」

「では本を読むのに疲れたら、どうしたらいいのでしょう?」

「その時は君、実験をしたらいい」