本多 光太郎(1870~1954年、物理学、日本)
連日の実験に取り組んでいた弟子が、先生にたずねた。
「実験に疲れた時はどうしたらいいのでしょう?」
「本を読むといい」
「では本を読むのに疲れたら、どうしたらいいのでしょう?」
「その時は君、実験をしたらいい」
また、ある日のこと。研究所の多くの人が一つの実験装置を使うため、ある弟子になかなか順番が回って来ない。その弟子が言った。
「先生、実験結果が出るのはしばらく待って下さい」
「何を言うか、装置は夜から朝まで空いとるわい」
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