レントゲン, ウィルヘルム・コンラッド(1845~1923年、物理学、ドイツ)
「なぞの人物X(エックス)」あるいは数学での「未知数X」、報道ニュースでも「逮捕の実行日」を「Xデー」と呼ぶなど、よく分からないことを「X」で表現することがある。
ドイツのビュルツブルク大学教授レントゲンが、1895年に発見した「X線」もそうだった。今ではその正体が、波長1ピコメートル(1pm、10億分の1のさらに1000分の1m)から10ナノメートル(10㎚、1億分の1m)の電磁波であることが分かっているが、現在でも「X線」と呼ぶ。他に「レントゲン線」の名前もあるが、レントゲン本人がそう呼ぶのを嫌がったという。
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