フック, ロバート(1635~1703年、物理学・化学、英国)
イギリスのロバート・フックは、物理学や天文学、生物学、化学など、幅広い分野で多彩な才能を示した科学者だった。ひらめきが鋭く、何よりも実験技術が優れていたといわれる。
お粗末なものでしかなかった当時の顕微鏡を、自分で照明付きの顕微鏡に改良し、植物や昆虫などを観察した。それらの詳細なスケッチをまとめた『顕微鏡図譜(ミクログラフィア)』(1655年)の中で、コルクの微細な空間構造を「小部屋」という意味の「cell(セル)」と呼び、これが生物学で初めて使われる「細胞」の由来となった。
またフックは1678年に「ばねは加えた力に比例してのびる」という「フックの法則」を発見した。
****
スポンサーリンク
にほんブログ村